2008年10月06日

●加藤慶信

私のブログです。


日本庫拉崗日(クーラカンリ)登山隊2008
ABC建設
加藤慶応さんの2008/09/24 22:45の日記


タシデレ! いつもたくさんの心暖まるメッセージを遠い日本から送って頂きありがとうございます!
私たちは本日無事ABC(アドバンスベースキャンプ)を約5300m地点に建設しました。 ここを拠点にして、これから本格的な登山活動が始まります。 ついに目指すクーラカンリの麓に辿り着きました。ここに来るまでにすでに多くの困難がありましたが、数え切れない程の多くの方々の御協力、ご支援があってこその今日のABC建設だと思っています。 自分の恵まれた境遇を思う時、これから山の中で過ごす数十日を日々懸命に重ねていかなければならないと強く感じています。

僕は昨日有村隊員と先行してABCに入りましたが、今朝目覚めると眼前にクーラカンリがこの高燥のチベットに屹然とした姿で立ちはだかっていました。一年前クーラカンリを目標として決めて以来、寝ても覚めてもこの山の事が自分の心を占拠し、想い焦がれてきただけに、恋する人にやっと出会えた感じです。 この山を登る為に、縦走する為に、生きて還る為に何度も何度も頭の中で想像して、シュミレーションを繰り返してきた。山はその荘厳さ故に、美しさ故に厳しい残酷な側面を併せ持っている。いまこの夜空を彩る無数の星々と同じ程の危険を孕んでいる。これをどう回避してその山に登るのか。雪崩を、クレバスを、落石をどう避けるのか。高山病で動けなくなったらどうするのか、7000mを超える壮大な頂上稜線で悪天につかまったらどうするのか。いくら考えても答えの出るものではないが、それでもひたすら考え抜く事が山に向かう為の準備の精髄と言ってもいい。「事故を起こしては絶対にならない」これが大前提としての出発点でなければ、山に登るべきではないだろう。物事に、この世の中に「絶対」というものはあり得ない。それでも僕たちは「絶対」を心に誓い「覚悟」をしなければならない。「死んでもいい覚悟」ではなく「何があっても生き抜く覚悟」を。 リスクについて考えるのと同じように無事登頂に成功し、下山した時の喜びがもたらす幸福感、充足感についても何度夢想してきたことだろう。日々の時間を埋め尽くすほどの想像が、この一年の生活を支えてきた。 そして今僕たちは現実にその山の前に立っている。想像、空想、夢想ではやはりそれなりの喜びしか得られない。生きている僕たちは、この厳しい現実世界の中で膨らませてきたその夢を具現化することで初めて本当の幸福感が得られるはずだ。その為に自分の全てを出し切り新しい世界を切り開きたい。この素晴らしい仲間達と共に。

有村隊員が中国語を話し、高橋隊長がザーリ村の村民とチベット語で巧みにコミニケーションをしている姿を目の当たりにし、自分も語学を勉強しなければと思った加藤より



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大好きな ヨシさんへ
私は あなたから 沢山のものを プレゼント してもらったんだよ

あなたからのは
もう お腹いっぱいだし
もう 何もいらない


ここからは
私から あなたに プレゼントをしたい

あなたの分まで
生き抜いてやる!

『夢 愛 どう生きる』
を頂いたよ


ヨシさん
有り難う。

彩乃


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